雑誌non-noと初デートとカメラマン志望
実家の母親から
「片づけていたらあなたのアルバムが出てきたわよ」
と久しぶりに電話がありました。
私もそんなものを作ったかな?と記憶になかったので、
当たり障りのない思い出話などをして電話を終えました。
ですが帰省の際に実物を見てみると、
とんでもなく恥ずかしい内容のものだったのです。
当時クラスの女の子が愛読していた「non-no」という雑誌で、
その雑誌のモデルさんの切り抜きの隣に、
同じ様な恰好をした憧れのクラスの娘のスナップが貼ってあるという、
なんとも不思議なアルバムでした。
「おしゃれに目覚めた時だったものねぇ…」
と、笑いを一生懸命こらえながら私に渡してきた母の顔がまともに見れず、
見せて見せてとせがむ子供たちを必死に振り払い、荷物の一番底にしまい込みました。
もう人目に触れさせたくはないものですが、
これを作った動機はクラスのマドンナに近づくために
「将来写真家を目指しているから モデルになってほしい」とお願いして
自称カメラマン志望のわたしに付き合ってもらって、
non-noを見ながら彼女が持ってる洋服をかき集め、nonnoのモデルさんと
同じような格好で スナップ写真を撮るという目的でデートするという
なんとも姑息な手段でマドンナをGETしようとして作ったアルバムです
今見ればモデルさんとは似ても似つかぬ仕上がりの写真ですが、
こうやってスクラップしたものをプレゼントして気を引こうとしていたのです。
何度か撮影デートをしましたが 結局サッカー部キャプテンと付き合ったとのうわさを聞き やめました
そんな影響で クラスのマドンナの娘も 東京に行ってモデルになりたいって言ってたよなぁ
彼女はちゃんと夢を実現できたんでしょうか。
もちろんわたしはカメラマンにはなれませんでしたが・・・
当時の雑誌nonnoなんかも買取してるとのことです
もう一度雑誌nonnoをみたいなぁ