思い出の映画雑誌の処分
70年代、母と兄はよく自宅の居間で、洋画を見ていました。その影響からか、私も洋画と海外のスターに憧れるようになってきました。
そして毎月欠かさず、ある洋画専門雑誌を読むようになりました。
その雑誌は、「ロードショー」と「スクリーン」です。
ページ数はたっぷりとあり、読み応えは十分です。
往年のハリウッドスターの、マリリン・モンローやオードリー・ヘップバーン、グレタ・ガルボ、ジョン・ウェン、ゲーリー・クーパー。
アイドルだとファラ・フォーセット・メジャース、リンゼイ・ワーグナーなど綺麗な女優さんに強く憧れていました。
彫の深い整った顔にまっすぐ伸びた長い手足、ジャンプスーツを着てポーズを決める女優さんたちに、眩し過ぎてクラクラしていたものです。綺麗過ぎて、とても同じ人間とは思えませんでしたね。
好きな女優さんの写真を切り抜いて、透明の下敷きに挟んで学校へ持って行き、友達に見せびらかしたり、自分の部屋の壁に貼って、ずっと眺めていました。
溜まった雑誌は、全て処分してしまいました。
札幌でも古い雑誌を高価買取してくれるところがあったなんて・・・
今思うと、なんて勿体無いことをしてしまったのだろうと、後悔しています。